童话翻译 手袋を买いに
寒冷的冬天也已(悄悄地)从北方降临到了狐狸母子所栖息的树林里。
某天早晨,小狐狸决定走出洞穴(瞧瞧),但是(刚出洞穴)就“啊”地叫了一声,一边用手捂着眼睛,一边翻滚着跑回狐狸妈妈那里。
小狐狸说:“妈妈,好像有什么东西刺到眼睛里了,请快点帮我把它拔掉!”
狐狸妈妈一边因为吓了一跳而惊慌失措,一边小心翼翼地移开小狐狸捂着眼睛的手仔细看,没有发现任何东西刺在里面。狐狸妈妈从洞口走到外头,才渐渐开始明白了什么原因。(原来)在昨天夜里,很多洁白无瑕的雪飘落到了大地上。由于在那些雪上面的太阳,将阳光亮闪闪地照射下来,所以反射到那些雪上感觉让人眩目。以往对雪一无所知的小狐狸,因为(突然)接受到这过于强烈的反射,因此会觉得眼睛好像有什么东西刺到了。
小狐狸(终于)出去玩耍了。在柔软得如丝绵一样的雪地上来回奔跑,雪花就如浪花一样四处飞散,迅速地映射成一个个小小的彩虹。
突然,(小狐狸)的身后传来了“dotadota,za-”的令人害怕的声音,如面包屑般的雪花,整个儿向小狐狸飘落下来。小狐狸受到了惊吓,努力奔跑着向10米外的方向逃跑。正当想着刚才到底发生了什么事?转身回头一看,可是什么也没有发生。刚才是冷杉树枝条上的“轰”地一下落了下来。像白丝绸一样的雪刚刚从树枝之间溢落了下来。
很快回到了洞穴的小狐狸,对母亲说:“妈妈,我的手好冷啊,我的手冻得发抖啊。”然后将湿润的已经冻成牡丹色的双手伸到了狐狸妈妈面前。狐狸妈妈对着这双手使劲地吹起,接着边用自己温暖的大手温和地将小狐狸的小手裹住,边说:“很快就暖和了呀,一接触到雪就很快会变得暖和了。”但是,孩子这双可爱的手如果冻伤的话就太可怜了,所以决定到了晚上,去城市里(为小狐狸)买一双适合他双手的毛线手套。
漆黑如斯的夜晚如同包袱般的影子不断扩大,向整个大地倾泻下来,仿佛要把整个原野和森林都吸收进去,雪由于太过于洁白了,越想吸收进去越浮现出它的洁白。
银狐母子俩出发了。小狐狸钻到狐狸妈妈的肚子下面,一边眨着他圆鼓鼓的大眼睛向四周不停地观察着,一边快步走着。
不久,前路上开始能够看到一些光亮。小狐狸注意到了它,
“妈妈,这颗星星居然落到了这么低的地方呐。”
“那可不是星星哦。”那时狐狸妈妈完全停住了脚步。
“那就是城市的灯火呐。”
在看到那城市灯火的时候,狐狸妈妈回忆起了过去有一天和朋友一起出行去城镇发生的非常不愉快的事情。那时没来得及对他说“不要这么做”之类的话,这位朋友因为打算偷某户人家的家鸭,正好被老百姓撞见而被凶狠地追赶,好不容易才逃脱性命。
“妈妈,你在做什么?快些走了哦。”躲在肚子下面的小狐狸说到,然而,狐狸妈妈无论如何都无法让自己的腿向前迈进一步。因此没有办法,只能被迫让小狐狸独自一个人前往城镇(买手套)。
“孩子,伸出你双手中的其中一只来。”狐狸妈妈说道。就在狐狸妈妈握住这只手的片刻之间,出现了一只可爱的人类孩子的手。小狐狸(对这只新手十分好奇)时而握了握它,时而试着抓了抓它,又时而试着嗅了嗅它。
“总觉得变得有些奇怪了,妈妈,这是什么?”正说着,在雪的反光下,小狐狸再次凝视起了自己这双已经变得和人类一样了的手。
“这是人类的手啊。好孩子,如果去城镇里的话,因为人类的房子有很多,首先寻找那个门口悬挂着画有圆形帽子的广告牌的那间房子。找到它之后,轻轻地敲下门,然后说’晚上好’。在这之后,因为里面的人类会稍稍把门开出一条缝隙,从这个缝隙中,把这只手放到你看到的这个人类的手中,说’请给我一双正好适合这只手的手套’。明白了吗?绝对不要把另一只手伸出来呀!”狐狸妈妈劝说道。
“为什么呀?”小狐狸反问道。
“人类啊是,对方如果知道你是狐狸,就不会把手套卖给你了,而且还会把你抓进笼子里去,人类真的是很可怕的东西啊!”
“唔~”(小狐狸思考中)
“绝不能把这只手伸出来啊,看到人类的手后把另一只只手放上去”说完,狐狸妈妈拿出两个白银货币,塞到小狐狸的那只人形手上。小狐狸向着城市灯火的方向,在布满雪光的原野上摇摇晃晃地向前走着。从开始的时候,仅仅只有一个灯火,渐渐变为两个、三个,直到最后增加到了十个。小狐狸看着这些灯火,向着这些灯火如同天上的星星一样,有红色的、黄色的、青色的……不久,小狐狸进入了城镇中,这时街边上的每户人家都已经关上了屋门,只有从高处的窗户上洒出的暖光,(静静地)落在布满飘雪的道路上。
但是,因为在广告牌的表面上大大小小的电灯被点亮着,小狐狸一边看着这些东西,一边寻找着帽子屋。自行车的广告牌、眼镜的广告牌以及其他各种各样的广告牌,有的东西是用新油漆画的;而有的东西则好像是从古老的墙壁上剥落下来的。对于才第一次来到城镇里的小狐狸来说,完全不明白这些东西究竟是什么。
小狐狸终于找到了帽子屋。这里正如一路上母亲告诉他的一样,门口垂挂有黑色大礼帽的广告牌,正被蓝色灯光照射着。
小狐狸用母亲告诉他的方法,“咚咚”地敲了几下门。
“晚上好!”
随后,房间里传出了有什么东西发出的“kodokodo”的声音。然后很快,屋门被打开了一寸左右的宽度。一条长长的光带向道路上洁白的雪面不断伸展开去。
小狐狸因为那(突如其来的)光线太过耀眼,一下子不知所措,将错误的手——狐狸妈妈和他说过的决不能伸出去的并且不断劝说过的那只手——从缝隙中伸了进去。
“请给我一双适合这只手的手套。“
“啊呀“帽子屋先生在心中默默地叫了一声。这是狐狸的手!居然是狐狸的手来要手套。心想道,他一定是想用树叶作为金币来买。因此,他说道“请先付钱。”小狐狸大方地把手中的两个白铜币交给了帽子屋先生。帽子屋先生把硬币放在食指上,试着用力合并,(让硬币相碰)发出“chinchin“的声音。这确实不是树叶,而是真正的货币。于是,帽子屋先生从货架上取下了专门给孩子们使用的毛线手套,放到了小狐狸的手上。小狐狸道了谢后,开始按照原本来时的路往回走。
小狐狸心想,“妈妈说过人类是可怕的东西,但是我觉得一点儿也不可怕啊。即使看到了我的手也没有发生什么事情。”但是,小狐狸还是决定想要看下人类到底是什么样的生物。
小狐狸走到了某个窗口下面,听到了人类的声音。温柔地说着什么、说着什么……
“睡吧、睡吧,在妈妈的怀里,睡吧、睡吧,在妈妈的手中……”
小狐狸知道这个歌声一定是人类母亲的声音肯定不会错的。因为小狐狸在睡觉的时候,狐狸妈妈总是会用那样温柔地声音,轻轻摇晃着(哄他入睡)。
在母亲的声音之后,传来了孩子的声音。
“妈妈,在这么冷的夜晚,森林里的小狐狸冷得哭泣吧”
随后又是母亲的声音:
“森林里的小狐狸也会听着狐狸妈妈的歌声,正在洞穴里熟睡呐。孩子快点睡吧。树林里的小狐狸和你哪一个先睡着呢,一定是我们的孩子先睡着吧。”
听到这些后,小狐狸更加急切地想念自己的妈妈,跳着向狐狸妈妈等待的地方跑去。
狐狸妈妈因为一边担心着,一边期盼着小狐狸的回归而一直等待在那里,所以当小狐狸一出现的时候,狐狸妈妈就立刻把他拥入自己的怀抱,高兴地仿佛要哭了。
两只狐狸一起向树林的方向回家了。也许因为明月高悬的原因,毛色在月光下变成银色,在他们的足迹之后,是一片蔚蓝色的影子。
“妈妈,人类一点也不可怕啊”
“怎么了?”
“(买手套时候)我把本不该伸出去的手伸出去了。但是帽子屋先生也没有抓我,给我了一双很合适的温暖的手套。”说着就把套上了手套的双手展现给狐狸妈妈看。
“啊”狐狸妈妈一副吃惊的样子,口里不停嘟哝着 “原来人类也是好的吗?原来人类也是好的吗?”
附原文:
手袋を买いに
寒い冬が北方から、狐(きつね)の親子の棲(す)んでいる森へもやって来ました。或朝(あるあさ)洞穴(ほらあな)から子供の狐が出ようとしましたが、「あっ」と叫んで眼(め)を抑(おさ)えながら母さん狐のところへころげて来ました。「母ちゃん、眼に何か刺さった、ぬいて頂戴(ちょうだい)早く早く」と言いました。母さん狐がびっくりして、あわてふためきながら、眼を抑えている子供の手を恐る恐るとりのけて見ましたが、何も刺さってはいませんでした。母さん狐は洞穴の入口から外へ出て始めてわけが解(わか)りました。 昨夜のうちに、真白な雪がどっさり降ったのです。その雪の上からお陽(ひ)さまがキラキラと照(てら)していたので、雪は眩(まぶ)しいほど反射していたのです。雪を知らなかった子供の狐は、あまり強い反射をうけたので、眼に何か刺さったと思ったのでした。 子供の狐は遊びに行きました。真綿(まわた)のように柔(やわら)かい雪の上を駈(か)け廻(まわ)ると、雪の粉(こ)が、しぶきのように飛び散って小さい虹(にじ)がすっと映るのでした。 すると突然、うしろで、「どたどた、ざーっ」と物凄(ものすご)い音がして、パン粉のような粉雪(こなゆき)が、ふわーっと子狐におっかぶさって来ました。子狐はびっくりして、雪の中にころがるようにして十米(メートル)も向こうへ逃げました。何だろうと思ってふり返って見ましたが何もいませんでした。それは樅(もみ)の枝から雪がなだれ落ちたのでした。まだ枝と枝の間から白い絹糸のように雪がこぼれていました。 間もなく洞穴へ帰って来た子狐は、「お母ちゃん、お手々が冷たい、お手々がちんちんする」と言って、濡(ぬ)れて牡丹色(ぼたんいろ)になった両手を母さん狐の前にさしだしました。母さん狐は、その手に、は――っと息をふっかけて、ぬくとい母さんの手でやんわり包んでやりながら、「もうすぐ暖(あたたか)くなるよ、雪をさわると、すぐ暖くなるもんだよ」といいましたが、かあいい坊やの手に霜焼(しもやけ)ができてはかわいそうだから、夜になったら、町まで行って、坊(ぼう)やのお手々にあうような毛糸の手袋を買ってやろうと思いました。 暗い暗い夜が風呂敷(ふろしき)のような影をひろげて野原や森を包みにやって来ましたが、雪はあまり白いので、包んでも包んでも白く浮びあがっていました。親子の銀狐は洞穴から出ました。子供の方はお母さんのお腹(なか)の下へはいりこんで、そこからまんまるな眼をぱちぱちさせながら、あっちやこっちを見ながら歩いて行きました。 やがて、行手(ゆくて)にぽっつりあかりが一つ見え始めました。それを子供の狐が見つけて、「母ちゃん、お星さまは、あんな低いところにも落ちてるのねえ」とききました。「あれはお星さまじゃないのよ」と言って、その時母さん狐の足はすくんでしまいました
「あれは町の灯(ひ)なんだよ」その町の灯を見た時、母さん狐は、ある時町へお友達と出かけて行って、とんだめにあったことを思出(おもいだ)しました。およしなさいっていうのもきかないで、お友達の狐が、或(あ)る家の家鴨(あひる)を盗もうとしたので、お百姓(ひゃくしょう)に見つかって、さんざ追いまくられて、命からがら逃げたことでした
「母ちゃん何してんの、早く行こうよ」と子供の狐がお腹の下から言うのでしたが、母さん狐はどうしても足がすすまないのでした。そこで、しかたがないので、坊(ぼう)やだけを一人で町まで行かせることになりました。「坊やお手々を片方お出し」とお母さん狐がいいました。その手を、母さん狐はしばらく握っている間に、可愛いい人間の子供の手にしてしまいました。坊やの狐はその手をひろげたり握ったり、抓(つね)って見たり、嗅(か)いで見たりしました。
「何だか変だな母ちゃん、これなあに?」と言って、雪あかりに、またその、人間の手に変えられてしまった自分の手をしげしげと見つめました。「それは人間の手よ。いいかい坊や、町へ行ったらね、たくさん人間の家があるからね、まず表に円(まる)いシャッポの看板のかかっている家を探(さが)すんだよ。
それが見つかったらね、トントンと戸を叩(たた)いて、今晩はって言うんだよ。そうするとね、中から人間が、すこうし戸をあけるからね、その戸の隙間(すきま)から、こっちの手、ほらこの人間の手をさし入れてね、この手にちょうどいい手袋頂戴って言うんだよ、わかったね、決して、こっちのお手々を出しちゃ駄目(だめ)よ」と母さん狐は言いきかせました。
「どうして?」と坊やの狐はききかえしました。
「人間はね、相手が狐だと解ると、手袋を売ってくれないんだよ、それどころか、掴(つか)まえて檻(おり)の中へ入れちゃうんだよ、人間ってほんとに恐(こわ)いものなんだよ」「ふーん」「決して、こっちの手を出しちゃいけないよ、こっちの方、ほら人間の手の方をさしだすんだよ」と言って、母さんの狐は、持って来た二つの白銅貨(はくどうか)を、人間の手の方へ握らせてやりました。
子供の狐は、町の灯(ひ)を目あてに、雪あかりの野原をよちよちやって行きました。始めのうちは一つきりだった灯が二つになり三つになり、はては十にもふえました。狐の子供はそれを見て、灯には、星と同じように、赤いのや黄いのや青いのがあるんだなと思いました。やがて町にはいりましたが通りの家々はもうみんな戸を閉(し)めてしまって、高い窓から暖かそうな光が、道の雪の上に落ちているばかりでした。
けれど表の看板の上には大てい小さな電燈がともっていましたので、狐の子は、それを見ながら、帽子屋を探して行きました。自転車の看板や、眼鏡(めがね)の看板やその他いろんな看板が、あるものは、新しいペンキで画(か)かれ、或(あ)るものは、古い壁のようにはげていましたが、町に始めて出て来た子狐にはそれらのものがいったい何であるか分らないのでした。
とうとう帽子屋がみつかりました。お母さんが道々よく教えてくれた、黒い大きなシルクハットの帽子の看板が、青い電燈に照(てら)されてかかっていました。子狐は教えられた通り、トントンと戸を叩きました。「今晩は」すると、中では何かことこと音がしていましたがやがて、戸が一寸ほどゴロリとあいて、光の帯が道の白い雪の上に長く伸びました。
子狐はその光がまばゆかったので、めんくらって、まちがった方の手を、――お母さまが出しちゃいけないと言ってよく聞かせた方の手をすきまからさしこんでしまいました。「このお手々にちょうどいい手袋下さい」すると帽子屋さんは、おやおやと思いました。狐の手です。狐の手が手袋をくれと言うのです。これはきっと木(こ)の葉(は)で買いに来たんだなと思いました。
そこで、「先にお金を下さい」と言いました。子狐はすなおに、握って来た白銅貨を二つ帽子屋さんに渡しました。帽子屋さんはそれを人差指(ひとさしゆび)のさきにのっけて、カチ合せて見ると、チンチンとよい音がしましたので、これは木の葉じゃない、ほんとのお金だと思いましたので、棚(たな)から子供用の毛糸の手袋をとり出して来て子狐の手に持たせてやりました。子狐は、お礼を言ってまた、もと来た道を帰り始めました。
「お母さんは、人間は恐ろしいものだって仰有(おっしゃ)ったがちっとも恐ろしくないや。だって僕の手を見てもどうもしなかったもの」と思いました。けれど子狐はいったい人間なんてどんなものか見たいと思いました。ある窓の下を通りかかると、人間の声がしていました。何というやさしい、何という美しい、何と言うおっとりした声なんでしょう。
「ねむれ ねむれ 母の胸に、ねむれ ねむれ 母の手に――」
子狐はその唄声(うたごえ)は、きっと人間のお母さんの声にちがいないと思いました。だって、子狐が眠る時にも、やっぱり母さん狐は、あんなやさしい声でゆすぶってくれるからです。するとこんどは、子供の声がしました。
「母ちゃん、こんな寒い夜は、森の子狐は寒い寒いって啼(な)いてるでしょうね」 すると母さんの声が、「森の子狐もお母さん狐のお唄をきいて、洞穴(ほらあな)の中で眠ろうとしているでしょうね。さあ坊やも早くねんねしなさい。森の子狐と坊やとどっちが早くねんねするか、きっと坊やの方が早くねんねしますよ」
それをきくと子狐は急にお母さんが恋しくなって、お母さん狐の待っている方へ跳(と)んで行きました。お母さん狐は、心配しながら、坊やの狐の帰って来るのを、今か今かとふるえながら待っていましたので、坊やが来ると、暖(あたたか)い胸に抱きしめて泣きたいほどよろこびました。
二匹の狐は森の方へ帰って行きました。月が出たので、狐の毛なみが銀色に光り、その足あとには、コバルトの影がたまりました。「母ちゃん、人間ってちっとも恐(こわ)かないや」 「どうして?」 「坊、間違えてほんとうのお手々出しちゃったの。でも帽子屋さん、掴(つか)まえやしなかったもの。ちゃんとこんないい暖い手袋くれたもの」と言って手袋のはまった両手をパンパンやって見せました。お母さん狐は、「まあ!」とあきれましたが、「ほんとうに人間はいいものかしら。ほんとうに人間はいいものかしら」とつぶやきました
某天早晨,小狐狸决定走出洞穴(瞧瞧),但是(刚出洞穴)就“啊”地叫了一声,一边用手捂着眼睛,一边翻滚着跑回狐狸妈妈那里。
小狐狸说:“妈妈,好像有什么东西刺到眼睛里了,请快点帮我把它拔掉!”
狐狸妈妈一边因为吓了一跳而惊慌失措,一边小心翼翼地移开小狐狸捂着眼睛的手仔细看,没有发现任何东西刺在里面。狐狸妈妈从洞口走到外头,才渐渐开始明白了什么原因。(原来)在昨天夜里,很多洁白无瑕的雪飘落到了大地上。由于在那些雪上面的太阳,将阳光亮闪闪地照射下来,所以反射到那些雪上感觉让人眩目。以往对雪一无所知的小狐狸,因为(突然)接受到这过于强烈的反射,因此会觉得眼睛好像有什么东西刺到了。
小狐狸(终于)出去玩耍了。在柔软得如丝绵一样的雪地上来回奔跑,雪花就如浪花一样四处飞散,迅速地映射成一个个小小的彩虹。
突然,(小狐狸)的身后传来了“dotadota,za-”的令人害怕的声音,如面包屑般的雪花,整个儿向小狐狸飘落下来。小狐狸受到了惊吓,努力奔跑着向10米外的方向逃跑。正当想着刚才到底发生了什么事?转身回头一看,可是什么也没有发生。刚才是冷杉树枝条上的“轰”地一下落了下来。像白丝绸一样的雪刚刚从树枝之间溢落了下来。
很快回到了洞穴的小狐狸,对母亲说:“妈妈,我的手好冷啊,我的手冻得发抖啊。”然后将湿润的已经冻成牡丹色的双手伸到了狐狸妈妈面前。狐狸妈妈对着这双手使劲地吹起,接着边用自己温暖的大手温和地将小狐狸的小手裹住,边说:“很快就暖和了呀,一接触到雪就很快会变得暖和了。”但是,孩子这双可爱的手如果冻伤的话就太可怜了,所以决定到了晚上,去城市里(为小狐狸)买一双适合他双手的毛线手套。
漆黑如斯的夜晚如同包袱般的影子不断扩大,向整个大地倾泻下来,仿佛要把整个原野和森林都吸收进去,雪由于太过于洁白了,越想吸收进去越浮现出它的洁白。
银狐母子俩出发了。小狐狸钻到狐狸妈妈的肚子下面,一边眨着他圆鼓鼓的大眼睛向四周不停地观察着,一边快步走着。
不久,前路上开始能够看到一些光亮。小狐狸注意到了它,
“妈妈,这颗星星居然落到了这么低的地方呐。”
“那可不是星星哦。”那时狐狸妈妈完全停住了脚步。
“那就是城市的灯火呐。”
在看到那城市灯火的时候,狐狸妈妈回忆起了过去有一天和朋友一起出行去城镇发生的非常不愉快的事情。那时没来得及对他说“不要这么做”之类的话,这位朋友因为打算偷某户人家的家鸭,正好被老百姓撞见而被凶狠地追赶,好不容易才逃脱性命。
“妈妈,你在做什么?快些走了哦。”躲在肚子下面的小狐狸说到,然而,狐狸妈妈无论如何都无法让自己的腿向前迈进一步。因此没有办法,只能被迫让小狐狸独自一个人前往城镇(买手套)。
“孩子,伸出你双手中的其中一只来。”狐狸妈妈说道。就在狐狸妈妈握住这只手的片刻之间,出现了一只可爱的人类孩子的手。小狐狸(对这只新手十分好奇)时而握了握它,时而试着抓了抓它,又时而试着嗅了嗅它。
“总觉得变得有些奇怪了,妈妈,这是什么?”正说着,在雪的反光下,小狐狸再次凝视起了自己这双已经变得和人类一样了的手。
“这是人类的手啊。好孩子,如果去城镇里的话,因为人类的房子有很多,首先寻找那个门口悬挂着画有圆形帽子的广告牌的那间房子。找到它之后,轻轻地敲下门,然后说’晚上好’。在这之后,因为里面的人类会稍稍把门开出一条缝隙,从这个缝隙中,把这只手放到你看到的这个人类的手中,说’请给我一双正好适合这只手的手套’。明白了吗?绝对不要把另一只手伸出来呀!”狐狸妈妈劝说道。
“为什么呀?”小狐狸反问道。
“人类啊是,对方如果知道你是狐狸,就不会把手套卖给你了,而且还会把你抓进笼子里去,人类真的是很可怕的东西啊!”
“唔~”(小狐狸思考中)
“绝不能把这只手伸出来啊,看到人类的手后把另一只只手放上去”说完,狐狸妈妈拿出两个白银货币,塞到小狐狸的那只人形手上。小狐狸向着城市灯火的方向,在布满雪光的原野上摇摇晃晃地向前走着。从开始的时候,仅仅只有一个灯火,渐渐变为两个、三个,直到最后增加到了十个。小狐狸看着这些灯火,向着这些灯火如同天上的星星一样,有红色的、黄色的、青色的……不久,小狐狸进入了城镇中,这时街边上的每户人家都已经关上了屋门,只有从高处的窗户上洒出的暖光,(静静地)落在布满飘雪的道路上。
但是,因为在广告牌的表面上大大小小的电灯被点亮着,小狐狸一边看着这些东西,一边寻找着帽子屋。自行车的广告牌、眼镜的广告牌以及其他各种各样的广告牌,有的东西是用新油漆画的;而有的东西则好像是从古老的墙壁上剥落下来的。对于才第一次来到城镇里的小狐狸来说,完全不明白这些东西究竟是什么。
小狐狸终于找到了帽子屋。这里正如一路上母亲告诉他的一样,门口垂挂有黑色大礼帽的广告牌,正被蓝色灯光照射着。
小狐狸用母亲告诉他的方法,“咚咚”地敲了几下门。
“晚上好!”
随后,房间里传出了有什么东西发出的“kodokodo”的声音。然后很快,屋门被打开了一寸左右的宽度。一条长长的光带向道路上洁白的雪面不断伸展开去。
小狐狸因为那(突如其来的)光线太过耀眼,一下子不知所措,将错误的手——狐狸妈妈和他说过的决不能伸出去的并且不断劝说过的那只手——从缝隙中伸了进去。
“请给我一双适合这只手的手套。“
“啊呀“帽子屋先生在心中默默地叫了一声。这是狐狸的手!居然是狐狸的手来要手套。心想道,他一定是想用树叶作为金币来买。因此,他说道“请先付钱。”小狐狸大方地把手中的两个白铜币交给了帽子屋先生。帽子屋先生把硬币放在食指上,试着用力合并,(让硬币相碰)发出“chinchin“的声音。这确实不是树叶,而是真正的货币。于是,帽子屋先生从货架上取下了专门给孩子们使用的毛线手套,放到了小狐狸的手上。小狐狸道了谢后,开始按照原本来时的路往回走。
小狐狸心想,“妈妈说过人类是可怕的东西,但是我觉得一点儿也不可怕啊。即使看到了我的手也没有发生什么事情。”但是,小狐狸还是决定想要看下人类到底是什么样的生物。
小狐狸走到了某个窗口下面,听到了人类的声音。温柔地说着什么、说着什么……
“睡吧、睡吧,在妈妈的怀里,睡吧、睡吧,在妈妈的手中……”
小狐狸知道这个歌声一定是人类母亲的声音肯定不会错的。因为小狐狸在睡觉的时候,狐狸妈妈总是会用那样温柔地声音,轻轻摇晃着(哄他入睡)。
在母亲的声音之后,传来了孩子的声音。
“妈妈,在这么冷的夜晚,森林里的小狐狸冷得哭泣吧”
随后又是母亲的声音:
“森林里的小狐狸也会听着狐狸妈妈的歌声,正在洞穴里熟睡呐。孩子快点睡吧。树林里的小狐狸和你哪一个先睡着呢,一定是我们的孩子先睡着吧。”
听到这些后,小狐狸更加急切地想念自己的妈妈,跳着向狐狸妈妈等待的地方跑去。
狐狸妈妈因为一边担心着,一边期盼着小狐狸的回归而一直等待在那里,所以当小狐狸一出现的时候,狐狸妈妈就立刻把他拥入自己的怀抱,高兴地仿佛要哭了。
两只狐狸一起向树林的方向回家了。也许因为明月高悬的原因,毛色在月光下变成银色,在他们的足迹之后,是一片蔚蓝色的影子。
“妈妈,人类一点也不可怕啊”
“怎么了?”
“(买手套时候)我把本不该伸出去的手伸出去了。但是帽子屋先生也没有抓我,给我了一双很合适的温暖的手套。”说着就把套上了手套的双手展现给狐狸妈妈看。
“啊”狐狸妈妈一副吃惊的样子,口里不停嘟哝着 “原来人类也是好的吗?原来人类也是好的吗?”
附原文:
手袋を买いに
寒い冬が北方から、狐(きつね)の親子の棲(す)んでいる森へもやって来ました。或朝(あるあさ)洞穴(ほらあな)から子供の狐が出ようとしましたが、「あっ」と叫んで眼(め)を抑(おさ)えながら母さん狐のところへころげて来ました。「母ちゃん、眼に何か刺さった、ぬいて頂戴(ちょうだい)早く早く」と言いました。母さん狐がびっくりして、あわてふためきながら、眼を抑えている子供の手を恐る恐るとりのけて見ましたが、何も刺さってはいませんでした。母さん狐は洞穴の入口から外へ出て始めてわけが解(わか)りました。 昨夜のうちに、真白な雪がどっさり降ったのです。その雪の上からお陽(ひ)さまがキラキラと照(てら)していたので、雪は眩(まぶ)しいほど反射していたのです。雪を知らなかった子供の狐は、あまり強い反射をうけたので、眼に何か刺さったと思ったのでした。 子供の狐は遊びに行きました。真綿(まわた)のように柔(やわら)かい雪の上を駈(か)け廻(まわ)ると、雪の粉(こ)が、しぶきのように飛び散って小さい虹(にじ)がすっと映るのでした。 すると突然、うしろで、「どたどた、ざーっ」と物凄(ものすご)い音がして、パン粉のような粉雪(こなゆき)が、ふわーっと子狐におっかぶさって来ました。子狐はびっくりして、雪の中にころがるようにして十米(メートル)も向こうへ逃げました。何だろうと思ってふり返って見ましたが何もいませんでした。それは樅(もみ)の枝から雪がなだれ落ちたのでした。まだ枝と枝の間から白い絹糸のように雪がこぼれていました。 間もなく洞穴へ帰って来た子狐は、「お母ちゃん、お手々が冷たい、お手々がちんちんする」と言って、濡(ぬ)れて牡丹色(ぼたんいろ)になった両手を母さん狐の前にさしだしました。母さん狐は、その手に、は――っと息をふっかけて、ぬくとい母さんの手でやんわり包んでやりながら、「もうすぐ暖(あたたか)くなるよ、雪をさわると、すぐ暖くなるもんだよ」といいましたが、かあいい坊やの手に霜焼(しもやけ)ができてはかわいそうだから、夜になったら、町まで行って、坊(ぼう)やのお手々にあうような毛糸の手袋を買ってやろうと思いました。 暗い暗い夜が風呂敷(ふろしき)のような影をひろげて野原や森を包みにやって来ましたが、雪はあまり白いので、包んでも包んでも白く浮びあがっていました。親子の銀狐は洞穴から出ました。子供の方はお母さんのお腹(なか)の下へはいりこんで、そこからまんまるな眼をぱちぱちさせながら、あっちやこっちを見ながら歩いて行きました。 やがて、行手(ゆくて)にぽっつりあかりが一つ見え始めました。それを子供の狐が見つけて、「母ちゃん、お星さまは、あんな低いところにも落ちてるのねえ」とききました。「あれはお星さまじゃないのよ」と言って、その時母さん狐の足はすくんでしまいました
「あれは町の灯(ひ)なんだよ」その町の灯を見た時、母さん狐は、ある時町へお友達と出かけて行って、とんだめにあったことを思出(おもいだ)しました。およしなさいっていうのもきかないで、お友達の狐が、或(あ)る家の家鴨(あひる)を盗もうとしたので、お百姓(ひゃくしょう)に見つかって、さんざ追いまくられて、命からがら逃げたことでした
「母ちゃん何してんの、早く行こうよ」と子供の狐がお腹の下から言うのでしたが、母さん狐はどうしても足がすすまないのでした。そこで、しかたがないので、坊(ぼう)やだけを一人で町まで行かせることになりました。「坊やお手々を片方お出し」とお母さん狐がいいました。その手を、母さん狐はしばらく握っている間に、可愛いい人間の子供の手にしてしまいました。坊やの狐はその手をひろげたり握ったり、抓(つね)って見たり、嗅(か)いで見たりしました。
「何だか変だな母ちゃん、これなあに?」と言って、雪あかりに、またその、人間の手に変えられてしまった自分の手をしげしげと見つめました。「それは人間の手よ。いいかい坊や、町へ行ったらね、たくさん人間の家があるからね、まず表に円(まる)いシャッポの看板のかかっている家を探(さが)すんだよ。
それが見つかったらね、トントンと戸を叩(たた)いて、今晩はって言うんだよ。そうするとね、中から人間が、すこうし戸をあけるからね、その戸の隙間(すきま)から、こっちの手、ほらこの人間の手をさし入れてね、この手にちょうどいい手袋頂戴って言うんだよ、わかったね、決して、こっちのお手々を出しちゃ駄目(だめ)よ」と母さん狐は言いきかせました。
「どうして?」と坊やの狐はききかえしました。
「人間はね、相手が狐だと解ると、手袋を売ってくれないんだよ、それどころか、掴(つか)まえて檻(おり)の中へ入れちゃうんだよ、人間ってほんとに恐(こわ)いものなんだよ」「ふーん」「決して、こっちの手を出しちゃいけないよ、こっちの方、ほら人間の手の方をさしだすんだよ」と言って、母さんの狐は、持って来た二つの白銅貨(はくどうか)を、人間の手の方へ握らせてやりました。
子供の狐は、町の灯(ひ)を目あてに、雪あかりの野原をよちよちやって行きました。始めのうちは一つきりだった灯が二つになり三つになり、はては十にもふえました。狐の子供はそれを見て、灯には、星と同じように、赤いのや黄いのや青いのがあるんだなと思いました。やがて町にはいりましたが通りの家々はもうみんな戸を閉(し)めてしまって、高い窓から暖かそうな光が、道の雪の上に落ちているばかりでした。
けれど表の看板の上には大てい小さな電燈がともっていましたので、狐の子は、それを見ながら、帽子屋を探して行きました。自転車の看板や、眼鏡(めがね)の看板やその他いろんな看板が、あるものは、新しいペンキで画(か)かれ、或(あ)るものは、古い壁のようにはげていましたが、町に始めて出て来た子狐にはそれらのものがいったい何であるか分らないのでした。
とうとう帽子屋がみつかりました。お母さんが道々よく教えてくれた、黒い大きなシルクハットの帽子の看板が、青い電燈に照(てら)されてかかっていました。子狐は教えられた通り、トントンと戸を叩きました。「今晩は」すると、中では何かことこと音がしていましたがやがて、戸が一寸ほどゴロリとあいて、光の帯が道の白い雪の上に長く伸びました。
子狐はその光がまばゆかったので、めんくらって、まちがった方の手を、――お母さまが出しちゃいけないと言ってよく聞かせた方の手をすきまからさしこんでしまいました。「このお手々にちょうどいい手袋下さい」すると帽子屋さんは、おやおやと思いました。狐の手です。狐の手が手袋をくれと言うのです。これはきっと木(こ)の葉(は)で買いに来たんだなと思いました。
そこで、「先にお金を下さい」と言いました。子狐はすなおに、握って来た白銅貨を二つ帽子屋さんに渡しました。帽子屋さんはそれを人差指(ひとさしゆび)のさきにのっけて、カチ合せて見ると、チンチンとよい音がしましたので、これは木の葉じゃない、ほんとのお金だと思いましたので、棚(たな)から子供用の毛糸の手袋をとり出して来て子狐の手に持たせてやりました。子狐は、お礼を言ってまた、もと来た道を帰り始めました。
「お母さんは、人間は恐ろしいものだって仰有(おっしゃ)ったがちっとも恐ろしくないや。だって僕の手を見てもどうもしなかったもの」と思いました。けれど子狐はいったい人間なんてどんなものか見たいと思いました。ある窓の下を通りかかると、人間の声がしていました。何というやさしい、何という美しい、何と言うおっとりした声なんでしょう。
「ねむれ ねむれ 母の胸に、ねむれ ねむれ 母の手に――」
子狐はその唄声(うたごえ)は、きっと人間のお母さんの声にちがいないと思いました。だって、子狐が眠る時にも、やっぱり母さん狐は、あんなやさしい声でゆすぶってくれるからです。するとこんどは、子供の声がしました。
「母ちゃん、こんな寒い夜は、森の子狐は寒い寒いって啼(な)いてるでしょうね」 すると母さんの声が、「森の子狐もお母さん狐のお唄をきいて、洞穴(ほらあな)の中で眠ろうとしているでしょうね。さあ坊やも早くねんねしなさい。森の子狐と坊やとどっちが早くねんねするか、きっと坊やの方が早くねんねしますよ」
それをきくと子狐は急にお母さんが恋しくなって、お母さん狐の待っている方へ跳(と)んで行きました。お母さん狐は、心配しながら、坊やの狐の帰って来るのを、今か今かとふるえながら待っていましたので、坊やが来ると、暖(あたたか)い胸に抱きしめて泣きたいほどよろこびました。
二匹の狐は森の方へ帰って行きました。月が出たので、狐の毛なみが銀色に光り、その足あとには、コバルトの影がたまりました。「母ちゃん、人間ってちっとも恐(こわ)かないや」 「どうして?」 「坊、間違えてほんとうのお手々出しちゃったの。でも帽子屋さん、掴(つか)まえやしなかったもの。ちゃんとこんないい暖い手袋くれたもの」と言って手袋のはまった両手をパンパンやって見せました。お母さん狐は、「まあ!」とあきれましたが、「ほんとうに人間はいいものかしら。ほんとうに人間はいいものかしら」とつぶやきました
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kumi 赞了这篇日记 2018-05-29 14:21:19