ハツコイ娼女のために

初めて聞いた時、多分まだ北京にいた頃だろう。
汗をぽつぽつ流した蒸し暑いときには合わない。
が、なんと頭に残ったその切ないメロディー。
二回目は福岡行きの夜行バスで。
これだ！これが来た！って興奮感を覚えながら、
耐えない鳥肌が満々立った。
自分の将来は？二人の行方は？
を考えながら、思わず目が潤んだ。
そして、今日。
積み木遊びを検索したのに、林檎博が出た。
形容しがたい出会えた喜びで
何回も何回も何回も何回も
ずっとずっとずっと
流していた「ハツコイ娼女」。
この雰囲気に中毒、もう抜け出すことはできない。
これが最後だと何回も自分に言聞かせながらも
止められない一曲。
心境の違いによってより豊富になったこの曲。
蜃気楼が浮かび上がるのではなく、とうとうに押し掛けたこの曲。
現実離れし過ぎのこの曲。
ありがとう。