安全性2
都市地域が安全性を保つための基本的な条件は、人間が自分の知らない人々の間にいても、必ず自分は安心で心配ない状態にいることである。それを達成するために、まず考えなければならないことは、町の平和、すなわち歩道や道路の平和はもともと警察によって守られるべきものではない。公衆の平和は、もともと人々が自分たちの間で自発的にコントロールし、標準化した、複雑で意識されない細かい仕組みによって、維持されるべきである。次には、都市の危険という問題は、郊外地の性格を都市の性格に移しかえて人口密度を稀薄にしてみたところで解決できないということである。大都市は根本から町や郊外とは違う。はっきり言うと、都市には互いに顔も知らない人たちが満ちあふれているということである。
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