三時半 観覧車 町
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青がすねってる。だって醒醒と約束したんだもん、三時半で観覧車の下で会おうと。
でも三時二十五分になった今にも、彼の姿はまだ見当たらない。
前はいつも十五分も早く着いちゃうのに、こんな事は絶対にしないはず。
どうして今回だけは違うの?約束の時間はもう迫っているのに、まだ現れないなんて。
昼寝に寝ぼうしちゃったかな?目覚し時計が壊れちゃったかな?
それとも渋滞?それとも急な用事?
もしかして私の忍耐力を試してるとか?
まさか事故でも。。。?
疑問が次と次へと浮かんできた。
でも彼に電話したくないよ。
だってもし短気なやつだと誤解されたらどうしよう?
だってもし彼の急用を邪魔しったらどうしよう?
だってもし。。私に会いたくないなら。。どうしよう??
ほっぺがすごし膨らんでる彼女は、突然、何かが視界を掠った事に気ついた。
あ、ブルな英国風の革ジャンを着っている兎が飛んできた。
木の茂み
の前で兎が急に立ち止また。
懐中時計をお洋服の中から持ち出して、兎がそれをチラと見ながら、「時間がない」と呟いた。
そしてまだ風のような速さで、兎が彼女の視界から消え去った。
「あ、兎さんだ!」
嬉しく叫びながら、彼女はそれを追っていた。
「ちょっと待って!」
兎さんがとても足速いでした。青が必死に追いかけていた。
彼女達はスルリと観覧車を背中に置ってゆく、メリゴ-ランドも抜けってた。
道に溢れた恋人達を見て、青がふっと醒醒を思い出した。
「うん!あいつなんで知らないもん!」
そう思いながら、彼女は足を止まずに兎を追って遊園地中駆け走った。
彼女達がどんどんスビ-ドを上げってゆく、廻りが見えなくなる程素早く走っていた。町のもう一つの片側に着いちゃってるみたいだった。
急に兎さんが姿を消した。青も自分の足を止め、深呼吸をしながら視線で兎さんを見つけ出そうとした。
兎さんの姿は見当たらないままでした。でも彼女は気ついた、ここもまだ遊園地、それも町のもう一つの片側にいるもう一つの遊園地だと。
彼女は今観覧車の近くにいる。そして、彼女は見えた、観覧車の下での人影を。
醒醒だ!こっちの観覧車で彼は待っていた。
今までのすねりあっと言う間に消え失せた。彼女は醒醒に向かって駆けていく。
隅に隠れている兎さんが再び懐中時計を持ち出した。時間はぴったりと三時半でした。
「フ、間に合って良かった。」
不要问我这个东西为什么会有日文版…
原文戳这里
翻译by:AA酱