西岛秀俊×塩田明彦东京电影节
来自: 阿米
金丝雀的导演 http://filmex.net/mt/dailynews_2007/2007/11/112_1.html#more 11月2日、MARUNOUCHI CAFEにおいて、「それぞれのシネマ谈义」と题してトークショーが开催された。ゲストは俳优の西岛秀俊さんと塩田明彦监督。「旅、土地、场所×映画の幸福な関系」をテーマに、『カナリア』(05)で组んだ二人の亲密な関系がうかがえるトークとなった。 西岛さんは『カナリア』の舞台挨拶でフィルメックスに登场する以前から、観客として会场を访れていたという。「去年もオープニングの『长江哀歌』の上映で会ったよね」と塩田监督。映画好きの仲间、といった二人の和やかな雰囲気に、観客も笑いを诱われる。 「このへんで「旅」の话をしましょう(笑)」という塩田监督の言叶に、「旅の映画といえば、ヴェンダースかな」と西岛さん。一方塩田监督のお勧めは、モンテ・ヘルマン监督の『断绝』(73)。 「虚无感というか、旅といえば希望や自由に続くものというイメージがあった中で、この映画の主人公たちは结局どこにも行かない、徒労感がある。そこがとてもいいと思った」(塩田) ここで、今日のテーマに合わせて「ロードムービーのサウンドトラック」が挂けられた。突然闻こえてきた渋い歌声に、场内は爆笑に包まれる。铃木则文监督の大ファンだという西岛さんが选んだのは、菅原文太の歌う东映の『トラック野郎』シリーズのテーマソング、「一番星ブルース」。菅原扮する星桃次郎がデコトラに乗って日本列岛を駆け回るまさにロードムービーだが、少し意外な选曲に塩田监督も「仆の女神」と呼ぶ梶芽衣子の「女の呪文」(『女囚さそり』シリーズ)で迎え撃った。 「この映画もそうだし、同じ梶芽衣子の『修罗雪姫』も、ヒロインが复讐という旅に出る、というストーリーなんですよね。アメリカ映画と违って、日本映画の旅というのは彷徨うのではなく、何かを背负っているんです。股旅ものというジャンルも、社会から逸脱しているように见えて任侠という别の社会への旅なんですね。そこでは常に独特の伦理だとか、生き様を问われる。(子どもたちの过酷な逃避行を描いた)『カナリア』でもそういったことは意识していました」(塩田) その『修罗雪姫』のサントラから「修罗の花」が流れる中、二人の话は映画に関わる仕事ならではの旅の话题に。海外の映画祭への参加は、二人にとって特别な体験になっているという。 「海外とは、映画の仕事で縁が繋がりますね。フランスのカンヌ、スイスのロカルノなどの映画祭……ロカルノでは石畳の大広场で屋外上映が行われるんです。巨大スクリーンを前に、食事をしながらね。そこで『猿の惑星』を见たのは面白かった(笑)。『害虫』(02)でベネチア映画祭に行った时は、时间に遅れて授赏式に入れてもらえなかった、なんて経験もしました(笑)。そういった大きな映画祭ではどうしても紧张してしまいますが、小规模な映画祭は楽しいですね。イランのイスファハンで开かれる青少年映画祭に『どこまでもいこう』(99)が出品された时は、「子ども审査员」という中学生くらいの审査员がいて、すっかり仲良しになっちゃいました(笑)」(塩田) 「仆も北野武监督の『Dolls』(02)に出演した际にベネチアに行きました。キタノ人気が凄くて取材が杀到し、ほとんど自由时间がありませんでしたね。香港映画祭には一昨年、审査员として参加しました。他の审査员の方々と、意见は异なりながらも纳得のいく议论が出来たというか……05年のフィルメックスで审査员を务めた时も非常に难しくて大変でしたが、勉强になりましたね。こういう见方があるんだ、と。好き嫌いだけではない批评的ものさしがあることを知りました」(西岛) 「基本的には好き嫌いが重要ではあるんだけど、それで人を说得できるだけの言叶を持ちうるかどうか、ということですね」(塩田) 「ピンとこない、嫌いだといって排除してしまうことは、すごく怖いですよね。よく分からないもの=魅力的だという考え方が、世间的になくなっているような気がします。分かろう、と努力することが、映画に関して忘れられているのではないか、と思う」(西岛) 最后に、フィルメックスへの热いコメントも飞び出した。 「フィルメックスのチラシの作品绍介で「こんな感じの映画かな?」と思って见に行くといつも良い意味で裏切られる。ふらっと行ったらトンデモなく人生を変えられちゃうんです。そんな特别な経験ができる映画祭。仆も时间のあるときは必ず行くので、皆さん、また会场でお会いしましょう」(西岛) 「どんなものに出会うか分からない、と覚悟しなければならないんですよね。映画を何本も见続けると头の変な回路が开いちゃう瞬间がありますが(笑)映画祭ならではのそんなランナーズ・ハイを是非体験して欲しい」(塩田) 日本映画の最先端で活跃する二人にとって、映画が导く様々な旅はまさに创造の源となっているよう。时に话题が思いも寄らない方向へ飞んで笑いが起こる场面がいくつもあり、会场は终始弾んだムードに包まれていた。映画によって监督と俳优、そして観客が结ばれる「幸福な関系」を感じつつ、トークショーは终了した。 MARUNOUCHI CAFEでは、第8回东京フィルメックス期间中(18日-23日まで)、连日ゲストを招いて関连イベントが开催される。 (取材・文:花房佳代)
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eguchi 赞了这篇讨论 2013-05-23 23:10:54
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